借金でどうしようもない
江戸時代、藩の財政を立て直すプロで、二宮金次郎という人がいました。
年配の人なら誰でも知っている人です。若い人も名前くらいは聞いたことあると思います。
この人の、財政を建て直す基本は、
「勤労」「分度」「推譲」でした。
「勤労」は一所懸命に働くこと。人の3倍働いて、2倍の成果を出すということですが、単に、がむしゃらに働くのではなく、工夫(改善)をしながら働くということです。工夫しようと思えば、情報を仕入れないといけない。勉強です。きちっと勉強して、それを自分なりに工夫して仕事することです。
他の店の成功例をそのまま用いるのではなく、うちでやると、何ができるかとしっかりと考える事が重要です。
次いで、一番重要なのが、「分度」です。
これは、収入に見合った支出を考え、それ以上、絶対支出しないと、決心して実行することです。
現在、バブル経済を経験して、非常にコスト高になっているサロンが多い(高い内装費の支払いがまだ済んでいないなど)。
無駄な出費が非常に多い状況です。でも、これまでの行動をやめれない。これでは、いつまでも借入金が減らないのは当たり前です。
本当に厳しい場合は、大胆に、人件費と家賃の削減を行わなければなりません。
厳しいジャッジもあり得ます。
また、支払いサイト延長など、仕入れ先への協力依頼は、いつも考えるべきです。(ディーラーさんも大変な状況ですが、つぶれられればどうしょうもありませんので)
また、借り入れについても、金融機関に対して、リスケジューリングを依頼するのも大きな方法です。
本当に、存続が危うい場合、この当たり、知識が必要ですが、仲間にリスケ依頼のプロがいますので、いつでも相談して下さい。
最後に「推譲」ですが、これは、「私心」なく、お店やお客様のことを考えて行動できるか、損得なしで、善悪を見極めて行動できるか、ということです。
大体の場合、自分の利益ばかり考え、会社やお客様に対して、また、社会に対して、全く頭が回っていない。特に借金まみれのお店はこうなりがちです。
そうではなく、真剣に、お客様が満足することを、損得抜きで考え、行動してみましょう。
これほど、飽和状態にある美容室業界では、多少のサービスでは、市場は動きません。変なディスカウントではなく、「お金を掛けないで、手間を掛ける」。勤勉にならなくてはなりません。
これら、3つを確実に行えば、必ず、業績は上向きます。
まず、経営者から意識(勤勉、我慢、早い行動)を変えていかないとダメです。