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美容室経営に必要なこと 5.経営理念は三つの部分を意識して定める

2016-08-01-月曜日 9:51:32

企業によっては、経営理念を作っているところも、まだ、作られていないところもあります。最初に、経営理念と社是社訓の違いをご案内します。経営理念とは、会社がこの先、どうする事によってどうなって行くと言う経営者の正しい思いが書いてある文章で、社是とほぼ、同じ意味です。社訓は、社長や社員の、特に社長の「行動規範」です。毎日こうする!と書いて自分で叱咤激励をしています。電通の鬼十訓は有名ですが、あれは社訓です。経営理念を実現させるために明文化された経験則に近いもので、毎日意識して潜在意識に入れて行動するという文書です。

経営理念は、10年、20年、50年、100年経っても変わることのない考えです。ビジョンや訓示は時代と共に変わるかも知れません。しかし、経営理念も経営者が成長して進化すれば変えて良いものと思います。

では、不変の経営理念を作るのにあたって、何が必要でしょうか。

文書の中や行間に、昨日まで、普遍性の高い考え方として、

1 素直な心、感謝の心

2 プラス思考

3 損得抜きで善悪で判断する

をご案内いたしました。これらを含有させます。

しかし、普遍性が高い=独自なものではない、となりやすく、あまりにも一般的なので、従業員のこころに残らなくなってしまう、お客様のこころにも響きにくくなってしまう、これを避けたいので、皆様の大切にしている、独自なものをいれていただくとオリジナリティのあるものになると思います。

有名な京セラの経営理念は、完璧すぎて、これは京セラでなくても当てはまります。

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること。」

これが真理だと思うのですが、どこでも当てはまるので、我々のような中小の企業では、もっと特徴づけたいところです。

経営理念には、その会社の歴史が刻まれています。倒産しかけた時に助けられて、大切にしなければならないことがわかり埋め込まれている経営理念は、心に響きます。

そういう自社の欠点を補ったものや、こだわったところなども言葉に入れて、意識する事によって、会社の独自性をキープするようにします。

私の経営理念には、「彩り」や「現場でやくにたつこと」などの、自分なりにこだわった文章を入れていつも意識するようにしています。

そして、以下の3つの部分に分けて文章を創ります。

1.従業員に対する思い

2.お客様に対する思い

3.社会に対する思い

この3つの部分に対して、これまで、自分がしてきたことを思い返して、センテンスをたくさん集めて、組み立てて行きましょう。

なんでこの商売をやっているのか。何のために仕事をするのか。

今、なぜ、お客様が来て頂けているのか。

10年後のお客様が来て頂ける理由は何か。自己満足でなく、お客様が本当に喜ぶことは何か。

10年後、20年後、従業員はどのようになっているのか。喜んでくれるためには何をしなければならないのか。

最も影響を受けた尊敬すべき人物のどこに惚れたのか。

などを書き綴り、並べ替えて、上記の3つの部分に集約させてください。

その時、重要な事は、文章が、「因果」の関係になっていること。

「こうすることで、こうなる」ということが分かる文章にすることが重要です。

ここを的確に書かないと、「社訓」になってしまうことが良くあります。

例えば、

①従業員満足向上

スタッフ1人ひとりが高い志を持ち、切磋琢磨をしてプロフェッショナルとして

質の高い技術、サービス、知識をお客様に提供し、人間力の向上を図り、

スタッフの成長と共に新たなる活躍の場を創って輝ける環境を整備していきます。

②顧客満足向上

常に「美」への追求、研究、勉強を怠る事無く

お客様一人ひとりに合う、プロフェッショナルとしての技術、サービス、知識の提供を

して参ります。より豊かな日々をお過ごしできるようにお手伝いをさせて頂きます。

③地域社会満足向上

「美」に対してスキル向上を目指して関わる全ての方々を幸せにし、日々楽しく、輝き、

潤いのある生活を入れるように自分たちの仕事を貫きます。

身体や環境に安心、安全な物を使い、お客様、スタッフ、地球環境にも配慮をし、地域の

模範的な会社を目指し、皆様のお客に立てるようにして参ります。

 

と言う風に定めた経営者がおられました。

 

行間から、「こうすることによってこうなる」が伝わってきます。

 

そして、一旦定めたら、毎日、読み上げ、潜在意識に埋め込むようにします。

 

自己紹介

1995年
経済産業省認定 中小企業診断士 登録
2000年
ハタナカマネジメントオフィス 設立
ファッション業界、美容業界を中心に、現場ですぐに役立つ提案と支援を得意としています。
最近では、社会保険導入に関する賃金・給与制度の見直し、社労士とコラボによる就業規則の作成、チームワーク改善、強みの武器化のコンサルティングを行っております。

2013年
BSA(ビューティサービススーパーバイザーアカデミー)専務理事
国際理容美容専門学校 マーケティング講師
2014年
JBCA(日本ビューティコーディネーター協会)1級テキスト作成、アイコーディネーター検定2級テキスト作成

スタイリングマップ講習のご案内

日本ファッションスタイリスト協会が主催しているスタイリングマップは、美容室のマーケティングでは、シンプルで最強のツールになると考えられています。

それに気がついているサロンのオーナー様はまだ少数です。スタイリングマップは、色、形、素材で、それぞれが4つのタイプに別れます。基本的に、パーソナルカラーが軸となっています。これに、さらに造形心理学と素材感がまとめて統一して体系化してあります。

これまで、ありそうでなかった理論で、ファッション&美容の業界ではノーベル賞級の発見です。最近では、それに、行動、感情、対人タイプが重なることが分かり、似合わせのご提案はもちろんのこと、パーソナルな接客まで役に立つ理論です。曖昧なところが非常にロジカルに似合わせが可能になります。

現在、美容室に求められている事は、技術より接客の納得感です。それは、電話の受付から始まり、カウンセリングでその納得感が高まるかどうか、施術中の技術の裏付けの納得感、最後、仕上げの納得感です。この納得感を出せない技術者が多いのは、技術ではなく、納得させるコミュニケーション能力であることが分かってきています。その納得感を感じて頂くコミュニケーションで必要だったのが、スタイリングマップの理論であったわけです。

これをいち早くものにしたサロンが、その地域では、ライフスタイルリーダーになれます。また、マーケティングにおいて、そのスタイル1つをコンセプトにするだけでも、いろんな展開ができます。ここを分かって、それを実践している美容室の経営者は、実は、まだ誰一人もいません。早く勉強して取り入れたもの勝ちです。ファッションの業界では、既に、伊勢丹やユナイテッドアローズなどの大手が取り込み始めており、実は、美容の業界でも大手メーカーが動き始めています。本気で興味がおありになる方、ご連絡下さい。協会代表の相澤先生と一緒に、丁寧に、ご案内していきます。

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