ここではサロンコンセプトを作成する上でのQ&Aを公開いたします。
サロンコンセプトとは、当該企業の長期的な経営理念に基づき、中期的にサロンをどのような方向に進めるのかを、お客様ならびに従業員スタッフに周知徹底させるため、SWOT分析(後述)の結果を踏まえ設定される重要な概念です。
90年代以降の商売では、どんなに小さな店舗でも、コンセプトづくりから商売を始めないと成功しなくなってきています。これは、市場が右肩上がりでなくなり、どんなお店でも一定のお客様が、最低限来てくれるだろうということが完全に消滅したからです。(今、中国がこんな状況でえあると思われます)
人口減少、可処分所得減少という状況の中、企業は、一人でも多くのお客様に自店に足を運んでもらうよう、「コンセプト競争」を繰り広げるようになりました。これは、いかに自分の店舗が他と違いますよという「差別化」を行い、それを消費者と従業員に伝えることが必要になったということです。
さて、「コンセプト(concept)」というのは、何でしょう? 英和辞書では、「構想、発想、概念」などと訳されています。一般的には「概念」がコンセプトの意味をよく示していると思われていますが、それにしても何だか分かりにくいですね。「概念」を決めないと経営ができない? よく言われる「理念」とはどう違うのか?いろんなことが頭に浮かび整理不能となっている曖昧な状況で、よくコンセプトという言葉が使われています。私は上記の和訳のうちでは、「構想」がもっともその意味を分かりやすくしているのかなと考えています。
自己紹介
1995年
経済産業省認定 中小企業診断士 登録
2000年
ハタナカマネジメントオフィス 設立
ファッション業界、美容業界を中心に、現場ですぐに役立つ提案と支援を得意としています。
最近では、社会保険導入に関する賃金・給与制度の見直し、社労士とコラボによる就業規則の作成、チームワーク改善、強みの武器化のコンサルティングを行っております。
2013年
BSA(ビューティサービススーパーバイザーアカデミー)専務理事
国際理容美容専門学校 マーケティング講師
2014年
JBCA(日本ビューティコーディネーター協会)1級テキスト作成、アイコーディネーター検定2級テキスト作成
スタイリングマップ講習のご案内
日本ファッションスタイリスト協会が主催しているスタイリングマップは、美容室のマーケティングでは、シンプルで最強のツールになると考えられています。
それに気がついているサロンのオーナー様はまだ少数です。スタイリングマップは、色、形、素材で、それぞれが4つのタイプに別れます。基本的に、パーソナルカラーが軸となっています。これに、さらに造形心理学と素材感がまとめて統一して体系化してあります。
これまで、ありそうでなかった理論で、ファッション&美容の業界ではノーベル賞級の発見です。最近では、それに、行動、感情、対人タイプが重なることが分かり、似合わせのご提案はもちろんのこと、パーソナルな接客まで役に立つ理論です。曖昧なところが非常にロジカルに似合わせが可能になります。
現在、美容室に求められている事は、技術より接客の納得感です。それは、電話の受付から始まり、カウンセリングでその納得感が高まるかどうか、施術中の技術の裏付けの納得感、最後、仕上げの納得感です。この納得感を出せない技術者が多いのは、技術ではなく、納得させるコミュニケーション能力であることが分かってきています。その納得感を感じて頂くコミュニケーションで必要だったのが、スタイリングマップの理論であったわけです。
これをいち早くものにしたサロンが、その地域では、ライフスタイルリーダーになれます。また、マーケティングにおいて、そのスタイル1つをコンセプトにするだけでも、いろんな展開ができます。ここを分かって、それを実践している美容室の経営者は、実は、まだ誰一人もいません。早く勉強して取り入れたもの勝ちです。ファッションの業界では、既に、伊勢丹やユナイテッドアローズなどの大手が取り込み始めており、実は、美容の業界でも大手メーカーが動き始めています。本気で興味がおありになる方、ご連絡下さい。協会代表の相澤先生と一緒に、丁寧に、ご案内していきます。
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