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美容室経営で大切なこと 13. 3C分析

2016-08-09-火曜日 15:18:26

事前の分析の1つとして、PEST分析や5F分析の他に、3C分析と言うものがあります。

3C分析とは競合を見て、空いているニーズ(市場)を調べて、自社のできることをする、という、3つの視点から事業環境を分析する手法です。ここでまず調査しなければならないのは、市場環境です。市場(顧客)の規模、大きさ市場(顧客)のニーズ、自社の商品サービスに対する顧客、市場の反応、関心事などをチェックします。そもそも出店したエリアに需要がなければ、競合店も自店も営業の継続は厳しくなります。

そして、3C分析で最も重要なのが競合環境です。競合の強み、弱み、経営資源の状況、取っている戦略、業績などを確実に分析します。競合店調査を複数行い、分析することで、ポジショニングマップを完成させるのですが、競合をしっかり調べていないと自社の優位性がどこにあるのかが不鮮明になります。

そして、自社の環境をしっかりつかみます。自社の強み、弱み、経営資源の状況、取っている戦略、業績などを分析します。このように調査して自分のポジションをはっきりさせます。

一般的な例ですが、競合が激しく競い合っているコーヒーショップ業界を例にとります。この例は、かつて、協力していた企業の広報にも使った事例です。コーヒーショップ業界に興味がある方は、こちらも、ご覧ください。http://www.takumimap.com/news_2010020101.html

コーヒーショップ業界は、古くは明治時代までさかのぼれるのですが、30年ほど前までは、一部、チェーン化した企業はありましたが、個人が経営する一般的な喫茶店が殆どの業界でした。現在では、大手のチェーンが市場を席巻するようになりました。最初に店舗数を大きく伸ばしたのは、セルフサービスを中心としたドトールコーヒーなどです。男性ビジネスマンを中心ターゲットとしたものでした。そこではタバコも吸えるし、安く時間も潰すことができるので、想定したターゲットには受け入れられました。200円以下の価格、メニューはブレンドコーヒーとその他、カプチーノなどのコーヒー商品、座席は狭く回転数早いので忙しいビジネスマンにはぴったりでした。しかし、現在では、ビジネスマンもタバコを吸わなくなってきており、さらに女性が気軽に入れる喫茶店が少ないという事情がありました。そこに出てきたのが、スターバックスコーヒーです。最高級コーヒー豆を使用し、品質の徹底追及を行いました。深煎りコーヒーという特徴もあり、さらに甘いコーヒーのレパートリーを広く採用しました。ケーキもクッキーなどに特徴を持たせ、サンドイッチなどもこだわり、軽食がない代わりに、バナナなどを販売。環境にこだわり、禁煙になりました。客層と雰囲気に合わせたBGMにもこだわり、それが女性の支持を受けて、あっというまに全国に広まりました。

コーヒーショップ業界は、スターバックス時代から、その後、マックカフェ急上昇時代を迎え、それに取って代わるのが、セブンイレブンの100円コーヒーで、その反動で、店舗数はまだまだ多くないのですが、ブルーボトルコーヒーに代表されるように、最近にぎやかになってきているのが、サードウェーブコーヒーです。もともとのコーヒーショップの原点に返ったような、そういった循環になっています。

スターバックスコーヒーがなぜ事業を拡大できたかというと、これまで、欲しかったけれどもなかったゾーンを埋めたからです。そういった、主要成功要因、事業を成功させるための必要条件をKSF(Key Success Factor)といいます。スターバックスコーヒーのKSFは、コーヒーの味わいとゆとりのある空間で、女性が手軽に会話を楽しめる、現代の「甘味処」であった訳で、彼らはそのことを「サードプレイス(第三の場所)」と呼んでいます。

このように、3C分析は、自らの事業コンセプト形作る「KSF」を見つける分析です。

自己紹介

1995年
経済産業省認定 中小企業診断士 登録
2000年
ハタナカマネジメントオフィス 設立
ファッション業界、美容業界を中心に、現場ですぐに役立つ提案と支援を得意としています。
最近では、社会保険導入に関する賃金・給与制度の見直し、社労士とコラボによる就業規則の作成、チームワーク改善、強みの武器化のコンサルティングを行っております。

2013年
BSA(ビューティサービススーパーバイザーアカデミー)専務理事
国際理容美容専門学校 マーケティング講師
2014年
JBCA(日本ビューティコーディネーター協会)1級テキスト作成、アイコーディネーター検定2級テキスト作成

スタイリングマップ講習のご案内

日本ファッションスタイリスト協会が主催しているスタイリングマップは、美容室のマーケティングでは、シンプルで最強のツールになると考えられています。

それに気がついているサロンのオーナー様はまだ少数です。スタイリングマップは、色、形、素材で、それぞれが4つのタイプに別れます。基本的に、パーソナルカラーが軸となっています。これに、さらに造形心理学と素材感がまとめて統一して体系化してあります。

これまで、ありそうでなかった理論で、ファッション&美容の業界ではノーベル賞級の発見です。最近では、それに、行動、感情、対人タイプが重なることが分かり、似合わせのご提案はもちろんのこと、パーソナルな接客まで役に立つ理論です。曖昧なところが非常にロジカルに似合わせが可能になります。

現在、美容室に求められている事は、技術より接客の納得感です。それは、電話の受付から始まり、カウンセリングでその納得感が高まるかどうか、施術中の技術の裏付けの納得感、最後、仕上げの納得感です。この納得感を出せない技術者が多いのは、技術ではなく、納得させるコミュニケーション能力であることが分かってきています。その納得感を感じて頂くコミュニケーションで必要だったのが、スタイリングマップの理論であったわけです。

これをいち早くものにしたサロンが、その地域では、ライフスタイルリーダーになれます。また、マーケティングにおいて、そのスタイル1つをコンセプトにするだけでも、いろんな展開ができます。ここを分かって、それを実践している美容室の経営者は、実は、まだ誰一人もいません。早く勉強して取り入れたもの勝ちです。ファッションの業界では、既に、伊勢丹やユナイテッドアローズなどの大手が取り込み始めており、実は、美容の業界でも大手メーカーが動き始めています。本気で興味がおありになる方、ご連絡下さい。協会代表の相澤先生と一緒に、丁寧に、ご案内していきます。

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