ビューティーサロンレスキュー » 美容院コンサル日記

美容室経営で大切なこと 19.3年後を見据えたドメインを設定する

2016-08-17-水曜日 12:42:46

次に、これまで整理した「SWOT分析」と、「本質+α」を考えて、きちっとしたドメインを設定します。

8月2日にご案内させて頂いたように、ドメインの設定とは、理念からくる「本質+α」を決めることと、その「ターゲット」を決めることです。「誰に・何を・どのように」をしっかり独自化させることです。3つの軸で捉えることで、もれなく表現することができ、方向性を明確にすることで、その方向性を具体化するための戦略が立てやすくなります。

基本的に、「市場は、創るもの」です。なかなか売上が上がらない時は、新市場を創るしかありません。その新市場を創るために「戦略」を立て、その戦略にあわせて「組織」を組み上げます。その時、最初にやらないといけないのは、はじめにご案内したように、「次の世代のことを」を考えるということです。今、旬の世代は、10年後は新しい世代に取って代わられます。だから早めに、10年後の市場を描くために、10年後のことを良く考えるということです。10年後の新しい付加価値って何だろう?と。そのために3年後は、どうなっていないといけないのか。

ここで、昨今の外国人観光客急増という外部環境の急変を例にとり、「本質+α」のドメイン設定の例をご案内します。ドメインは、「誰に・何を・どのように」を決めることなので、それに沿って決めます。

 

まずは、誰に(目指すターゲット)は、「子育てが終わり、夫と二人で日本に観光に来たイギリス人女性。結婚して25年。夫は公務員職員。見た目は、スポーティでかつモダンな感じで、イギリスではボランティアをしている。家の庭には、イングリッシュガーデンが広がる。日本大好きマダム。」という風に設定します。

 

次に、何を(売り)は、「友達よりより綺麗になるが売り。具体的には、日本人の感覚によるカット&カラー。カラーのカウンセリングが丁寧。バリエーション豊富(パーソナルカラリストを養成)。また、日本風なネイルデザインをご案内。室内は、色とりどりな花の装飾。その他、日本の旅、ショッピングのレア情報を楽しめるサービス。」などです。

 

最後に、どのように(他店と異なるテーマ)は、「イギリス人富裕層を徹底分析。イギリス人用のスタイルブックを作り提案。→施術後、写真を撮らせてもらう。その他、コスメ、健康を切り口に、自然食など、日本食のレシピなどを英語で作る。さらにお土産として、お客様の花言葉の「花」も売る。近所の花屋と提携。ネイルは日本の文化を感じられるようなサンプルを準備しておく。」などです。

番外編で、法律が変わり、宿泊業では、「民泊」が広がってきました。こういうのも機会に捉えると、「宿泊施設と提携」や、地方なら自らが「民泊」を+αとして提供し、外国人の移動の拠点となって、ヘアをして頂くという、ダイナミックなものも生まれてくると思います。

ある会社では、不動産屋さんも経営していて、アシスタントさんがお客様に家を売って、そのマージンをいただいて、60万円も給料を得た話などもあるので、全く無理な話ではありません。

但し、その「民泊」が自社の経営理念や店舗コンセプトにあったものでないと、ただ2件、経営しているだけになるので、経営資源が分散化し、効率が悪くなるので、ターゲットが喜ぶ、しっかりしたドメイン設定(コンセプト設定)を行って、3年後、独自化された店舗経営を目指しましょう。

自己紹介

1995年
経済産業省認定 中小企業診断士 登録
2000年
ハタナカマネジメントオフィス 設立
ファッション業界、美容業界を中心に、現場ですぐに役立つ提案と支援を得意としています。
最近では、社会保険導入に関する賃金・給与制度の見直し、社労士とコラボによる就業規則の作成、チームワーク改善、強みの武器化のコンサルティングを行っております。

2013年
BSA(ビューティサービススーパーバイザーアカデミー)専務理事
国際理容美容専門学校 マーケティング講師
2014年
JBCA(日本ビューティコーディネーター協会)1級テキスト作成、アイコーディネーター検定2級テキスト作成

スタイリングマップ講習のご案内

日本ファッションスタイリスト協会が主催しているスタイリングマップは、美容室のマーケティングでは、シンプルで最強のツールになると考えられています。

それに気がついているサロンのオーナー様はまだ少数です。スタイリングマップは、色、形、素材で、それぞれが4つのタイプに別れます。基本的に、パーソナルカラーが軸となっています。これに、さらに造形心理学と素材感がまとめて統一して体系化してあります。

これまで、ありそうでなかった理論で、ファッション&美容の業界ではノーベル賞級の発見です。最近では、それに、行動、感情、対人タイプが重なることが分かり、似合わせのご提案はもちろんのこと、パーソナルな接客まで役に立つ理論です。曖昧なところが非常にロジカルに似合わせが可能になります。

現在、美容室に求められている事は、技術より接客の納得感です。それは、電話の受付から始まり、カウンセリングでその納得感が高まるかどうか、施術中の技術の裏付けの納得感、最後、仕上げの納得感です。この納得感を出せない技術者が多いのは、技術ではなく、納得させるコミュニケーション能力であることが分かってきています。その納得感を感じて頂くコミュニケーションで必要だったのが、スタイリングマップの理論であったわけです。

これをいち早くものにしたサロンが、その地域では、ライフスタイルリーダーになれます。また、マーケティングにおいて、そのスタイル1つをコンセプトにするだけでも、いろんな展開ができます。ここを分かって、それを実践している美容室の経営者は、実は、まだ誰一人もいません。早く勉強して取り入れたもの勝ちです。ファッションの業界では、既に、伊勢丹やユナイテッドアローズなどの大手が取り込み始めており、実は、美容の業界でも大手メーカーが動き始めています。本気で興味がおありになる方、ご連絡下さい。協会代表の相澤先生と一緒に、丁寧に、ご案内していきます。

カレンダー

2018年10月
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031