ビューティーサロンレスキュー » 美容院コンサル日記

美容室経営で大切なこと 17.顧客名簿から、どのような人がいま来店いただいているのかを知る

2016-08-14-日曜日 19:44:57

PEST分析や5F分析、3C分析(競合店調査や自分のお店への覆面調査など)などを行ったら、今度は、3Cの中のCompanyの部分で、もっとよく分析するために、顧客リストを整理して下さい。内部の分析(内部環境分析といいます。)では、この顧客リストの分析が非常に大切になってきます。

10回目に説明したターゲット設定のときに、1つ目は「欲求レベル」、2つ目は「らしさ」、3つ目は「ファッションスタイル(見た目)」で決めて行くのが良いと説明しました。

このモノサシで、今のお客様は、どんなお客様が一番多いのか、を分析して下さい。

今のお客様は、どこに住んでいる人が多く、何歳くらいの人が多くて、どんなお仕事をされていて、見た目はどんなファッションスタイルの人が多くて、どのぐらいの所得で、どんな家族がいて、、、などを一つひとつ、ランキングして頂ければと思います。

△△町に住んでいる人 何人 □□町に住んでいる人 何人、、、、、

10歳代 何人 20歳代 何人、、、、、、、

看護師さん 何人 学校の先生 何人 お医者さん 何人、、、、などと、

趣味は、ショッピング 何人 旅行 何人 お花 何人 アウトドア 何院 などなど。

ランキングして、今のお客様の大多数の人たちをつかんでください。

その人たちが、「今のお店、今の皆さんの付加価値を支持」している人たちです。

ここがきちっと分かっていなければ、今後、誰にアプローチしていいのかを決める時に、凄く曖昧になってしまいます。

 

美容師さんは、お客様のことをすごく良く知っているのですが、数字でデータにしていないので、いつも曖昧で、こんなにお客様と近い関係なのに、ほとんど何も活かせていない状態になっています。もったいないことなのです。

 

せめて、住所と職業は集計して、次におこなう、SWOT分析に活かして頂きたいと思っています。

 

自己紹介

1995年
経済産業省認定 中小企業診断士 登録
2000年
ハタナカマネジメントオフィス 設立
ファッション業界、美容業界を中心に、現場ですぐに役立つ提案と支援を得意としています。
最近では、社会保険導入に関する賃金・給与制度の見直し、社労士とコラボによる就業規則の作成、チームワーク改善、強みの武器化のコンサルティングを行っております。

2013年~2023年現在
国際理容美容専門学校 マーケティング講師
2014年
JBCA(日本ビューティコーディネーター協会)1級テキスト作成、アイコーディネーター検定2級テキスト作成

2018年2月 「誰も教えてくれない、経営の秘密。」(髪の文化舎)出版

2020年 JBCA(日本ビューティコーディネーター協会)サロンマネジメント テキスト作成

スタイリングマップ講習のご案内

日本ファッションスタイリスト協会が主催しているスタイリングマップは、美容室のマーケティングでは、シンプルで最強のツールになると考えられています。

それに気がついているサロンのオーナー様はまだ少数です。スタイリングマップは、色、形、素材で、それぞれが4つのタイプに別れます。基本的に、パーソナルカラーが軸となっています。これに、さらに造形心理学と素材感がまとめて統一して体系化してあります。

これまで、ありそうでなかった理論で、ファッション&美容の業界ではノーベル賞級の発見です。最近では、それに、行動、感情、対人タイプが重なることが分かり、似合わせのご提案はもちろんのこと、パーソナルな接客まで役に立つ理論です。曖昧なところが非常にロジカルに似合わせが可能になります。

<スタイリングマップについて>

https://stylist-kyokai.jp/

現在、当方はこのスタイリングマップを導入していただき、全身の似合わせが出来るようになることで、美容室でお洋服販売する取り組みを行っております。

1日に40万円以上のアパレル商品を販売するサロン様も徐々に増えております。

アパレル企業さまでは、昨今、商品を貸し出してくれるメーカー様は減少しておりますが、当方のアパレル業界でのネットワークで、好条件で売れる商品を供給していただけるアパレルメーカー様を2社開拓しております。

もし、こういった件でも、ご興味がございましたら、是非、当方までお問い合わせくださいませ。

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